アマチャヅル ウリ科

山や野原の少し湿った所にはいているつる性の多年草で、茎は細長く他のものに絡みついて伸びる。葉をなめると甘味があり、高麗人参に含まれるサポイニンが検出され、健康茶として脚光をあびています。

あまちゃづるの花は黄緑色で、実は黒く熟します。採集した葉を日干しにして用います。乾燥させた葉をお茶として飲むと効果的である。

喘息、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、便秘、冷え性、高血圧、低血圧、糖尿病、花粉アレルギー、眼精疲労、リウマチ、偏頭痛、神経痛などに良いといわれています。また解毒、鎮咳等に用いられています。

アマドコロ ユリ科

山や野原に群生する多年草。太い地下茎が横に長く伸び、先端から1本の茎が立ち上がる。花は筒状で、葉は楕円形で黄緑色。葉の形がよいので観賞用としても植えられています。

生薬名はイズイ、薬用部分は根茎で、ねんざ、打撲、胃潰瘍、胃炎、寝汗、疲労などに効果があるといわれています。

また滋養強壮の生薬として処方に配合されています。

オオバコ(大葉子) オオバコ科

山野、道端など何処にでも生えるオオバコ科の多年草で葉は根元から束生します。夏に葉の間から花茎が出て、白色の小花が穂状につきます。草丈は10〜20cm、花期は4〜8月。

荷車に踏まれても丈夫なので車前草(しやぜんそう)とも呼ばれています。地方によっては、死んだまねをしたカエルに葉をかけると生き返るとかでカエルッパとも言われています。

薬用部分は葉・種子で利尿・咳止めに用いられます。煎用するほかに、おできの吸出しに葉をあぶってつけたりします。

カキドオシ シソ科

カキドオシは野原や道端や土手などによく生えている蔓性の多年草です。名の由来は、茎がどんどん伸びて垣根を通り越すほど伸びることからにある。 精油成分を含み芳香があり味はやや苦いですが、幼児のかんの虫には煎じた液を飲ませるとよいと言われていることからカントリソウ(疳取草)の別名があります。

生薬名はレンセンソウ(連銭草)。成分はリモネンなどの精油、タンニンなど。生の葉にも消炎作用があり水虫、たむし、あせもに用いられる。漢方では糖尿病や肝臓病に煎じたものを服用します。

カモミール - キク科

ヨーロッパ原産の越年草。また薬用として栽培されている一年草もある。カミツレはオランダ語で、フランス語ではカモミーユ、春に花が咲きます。

ヨーロッパではカミツレの小花頭に熱湯をそそいでカミツレティーとして愛飲されています。ハーブティーとしてだけではなく風邪、頭痛、下痢などの時にも飲まれています。

薬用部分は頭花で乾燥させたものは芳香があり、食欲増進に芳香性苦味健胃剤として用いられています。また発汗作用もありますので風邪の治療にも用いられています。

カワラケツメイ(河原決明) まめ科

主に東北地方以南に分布している1年草で、日当たりのよい原野や川原などに群落しています。夏から秋に葉腋に黄色の小花が開き、豆果を結びます。全草が薬用になり強壮、便秘、むくみに効果があり日干しにした全草を煎じて服用します。

 

河原決明の名前の由来は全国的に河原に生えていることから付けられました。 若芽と茎の先は食用にもなり天ぷらやおひたし、和え物にして食べられ、全草を乾燥させたものは茶の代用とします。

甘草(かんぞう) まめ科

マメ科の多年草。グルチルリタンを含み甘味料として広く利用されている。根および地下茎(匍匐茎:ほふくけい)を乾燥し、漢方薬・食品の甘味料、香辛料の香料などに利用されています。地に深く張った根からは多数の地下茎を出し、夏には淡青色の小さな花を咲かせます。原産地は、ヨーロッパ南部から中国内陸部などと広範囲に野生し、百年茶では中国のものを輸入しています。主要成分のグリチルリチンは筋肉の急激な緊張による痛みや痙攣、炎症や免疫、胃痛・胃痙攣・胃潰瘍や風邪や気管支炎、咳止め・咽喉の痛みなどに用います。甘草は漢方を代表する生薬です。

クコの実 ナス科

河原の土手や野原などに生える落葉低木。葉のつけ根にトゲ状の小枝があり、枝は垂れ下がります。花期は7〜8月で薄紫色の花をつけ果実は10〜11月に赤く熟します。

生薬名はクコヨウ(拘杞葉)で葉・果実が薬用になります。利尿、滋養に用いられます。

民間では春に出た若芽を摘み2〜3日、日干しにしてクコ茶にしたり、低血圧症・不眠症・貧血症などの為にクコ酒を愛飲されています。

クマザサ イネ科

イネ科のササの一品種。豊富な葉緑素とともに食品を長持ちさせる効果のある安息香酸やササ多糖類(バンフォリン)を含んでいます。バンフォリンには抗ガン作用がありガンの増殖を抑える作用があるといわれています。またササに含まれるビタミンKは胃炎や胃潰瘍、歯槽膿漏にも有効だといわれています。 冬眠から覚めた熊が体力の回復を図るために好んで食べるので「熊笹」と呼ばれます。

クマヤナギ クロウメモドキ科

クロウメモドキ科クマヤナギ属。つる性の落葉低木で、北は北海道、南は沖縄までと広く全国各地に自生しています。夏に開花し、果実は翌年に黒く熟します。 解毒、利尿剤として用いられています。

桑の葉 クワ科

クワ科の落葉高木。養蚕の目的で普及。葉が昔から神仙葉と呼ばれて愛飲されていた。葉はカイコの飼料。実は黒紫色で甘い。

カルシウム、カロチンを多く含み血圧降下、コレステロール値の低下、脂肪増加抑制、アトピー性皮膚炎の改善に効果があるといわれています。

玄米 イネ科

玄米はもみがらを取り去っただけで、まだ精米していない米です。白米は澱粉だけであるのに対して玄米は完全食品といわれ、豊富な栄養素(胚芽・果皮・種皮・糊粉層)をバランス良く含みその食効は多くの人から見直されています。

昆布 コンブ科

マコンブ、クロメなどの根の部分で水溶性繊維アルギン酸、ミネラル、ヨードの豊庫になっている。含有成分のひとつグルタミン酸は、だしのうまみとなる。また海藻ではもっとも多くヨード( ヨウ素)をふくむため、栄養的にもすぐれている。

血中コレステロールや中性脂肪の抑制作用があります。

サルノコシカケ サルノコシカケ科

サルノコシカケはミズナラ、ブナ、ハンノキ、カバなどの広葉樹の枯木に生える硬質の多年生のキノコの総称です。

制ガン、強壮、動脈硬化、高血圧に効果があります。百年茶にはコフキサルノコシカケを使用しています。(下面に白粉が付着しているのでコフキと呼ばれています)

シイタケ キシメジ科

椎茸はシイ・カシ・ナラなどの広葉樹の枯木に生え、また民間で盛んに栽培されいるキノコです。日干しにして食用にします。

乾燥椎茸は蛋白質・糖類・ビタミンB12、D2、レンチナンを含み食品中の佳品と賞されています。 抗ガン作用、コレステロール低下、坑ウイルスなどいい事ずくめのキノコです。

スイカズラ スイカズラ科

林縁などに生えるつる性の常緑木本。葉は対生で花期は5〜6月で、花色は最初は白色で後に黄色に変わります。薬用部分は茎葉・花で、消炎・収斂(しゅうれん)・制菌などの薬効があります。漢方では花を消炎・利尿剤として用い、民間では扁桃炎、火傷などに煎じてうがいか外用しています。花の蜜を吸い出して食べたところから「吸いかずら」の名前があります。葉は冬でも落ちないので「忍冬にんどう」、花色が変わるので「金銀花きんぎんか」とも呼ばれています。栽培は春か秋に苗を植え、つるが伸びたら支柱にからませます。

タラノキの葉 ウコギ科

山野に生える木丈4〜6mの落葉低木。8月頃白色の小花が無数に咲き、秋に小さい黒い実を結びます。

薬用部分は樹脂、根皮で乾燥した物を煎じて糖尿病、胃潰瘍、食欲不振、消化不良、便秘に服用すると良いといわれています。

タラノキの芽はタラノメといい、山菜の王者として珍重されています。

タンポポの根 キク科

野原や道端などに自生する多年草。草丈15〜30?で花は3〜4月に咲き色は黄色、茎を切ると白い汁がでます。花後にできる穂がタンポ(綿球)に似ていることからタンポポと名前がつきました。

生薬名はホコウエイ(蒲公英)、苦味健胃の薬効があります。若葉は聖書に「ビターハーブ」の名でのっており古くから食用として利用されています。

ドクダミ ドクダミ科

野原や道端などの陰地に生える多年草。草丈は30〜50?で花期は7〜8月、白い花弁状の中央に淡黄色の小さい花を花穂のようにつける。古名を之布岐(シブキ草の意)といい、独特の臭気に制菌作用があり、浴料とすればあせも・湿疹などに効果があります。すりつぶした茎葉を患部につけると、おできやただれ、蓄膿症、痔など化膿性のはれものにも効果がある。生薬名は十薬(地上部)といい、制菌・緩下・利尿に用いられる。花期に刈り2〜3日日干しし粗く刻みお茶がわりに煎用すれば動脈硬化の予防になります。

杜仲葉 トチュウ科

中国産トチュウ科の落葉樹。サポニン、グッタペルカを含み芳香美味なお茶として人気が高いです。強壮、鎮痛、肥満、高血圧などの目的で漢方処方に配剤されています。

ナツメ クロウメモドキ科

全国で広く栽培されているクロウメモドキ科ナツメ属の高さ10m程の落葉小高木。薬用部分は果実で秋に楕円形の暗紅褐色の実がなります。果実が熟しない9月頃採取して蒸してから日干しにします。 生薬名はタイソウ(大棗)。糖質・トリテリペン成分を含み、鎮静・利尿・強壮剤として葛根湯など各種の漢方薬に配合されます。

麦芽 イネ科

大麦の種子を発芽させ干したもの。でんぷん、蛋白質など及びそれらの消化吸収能力を向上させます。滋養作用も、もちろんあります。麦芽飲料として好評。ビール・水あめの原料に使用しています。

ハトムギ イネ科

日本には江戸時代中期に渡来し、主にインドネシアや中国西南部の暖地で栽培される1年草です。草丈1〜1.5mで薬用部分は包殻(ほうしょう)に包まれた種子(よくいにん)、果実(ハトムギ)。

良質の蛋白質、脂肪、ビタミン類、ミネラルを含み栄養価が高いです。むくみ、神経痛、月経不順、滋養強壮、血管拡張、血圧降下の作用がある。

ハトムギは日本に古くから野生しているジュズダマに似ていて見分け方は、果実をどんなにやってもつぶれないのがジュズダマで、ハトムギは簡単につぶれます。

ハブ茶 まめ科

北米原産のマメ科の一年草、エビスグサ(夷草)の種子です。アントラキノン類を含んでおり香ばしい健康茶として広く愛飲されている。便秘・解毒・健胃強壮作用があります。

バンザクロ フトモモ科

グァバまたは蕃果ともいう。台湾ではパーラ茶としてお茶の代用にもする。繊維質、カルシウム、タンパク質、カリウムなどが豊富に含まれており、便秘・美肌・血中脂肪分解・糖分吸収抑制に効果があるとされています。

ヒジキ ホンダワラ科

ヒジキ(鹿尾葉)は褐藻類の一つで円柱状をしており多数に枝分かれしている。採取時は茶色で、日干し乾燥した物は黒茶色になります。海の中でカルシウム、鉄分の含有率はトップ。アルカリ性食品なので血液を弱アルカリ性に保ち、血管や細胞を強化するため老化防止に有効。胃腸の消化活動を促進、さらに髪のツヤが良くなり美肌効果もあります。

ビワの葉 バラ科

暖地で栽培されるバラ科の常緑高木。ビワの実は食用として人気があります。葉にはアミダグリン(ビタミンB17),タンニンなどを含み古くから中国で漢方処方で利用されています。健胃整腸、解毒などに。生薬名はビワヨウ(枇杷葉)。

ベニバナ キク科

生薬名はコウカ(紅花)。原産地はエジプトの1〜2年草です。草丈は1m程で葉は鋭いトゲをもち、アザミ状の紅色の花が咲きます。古く天平年間以前に渡来し、紅藍花、末摘花などといわれ口紅や染料として利用され、種子から取れる油はリノール酸が多く含んでいます。薬用部分は管状花、種子で、花を煎じて飲むと月経不順、更年期障害などの各種婦人病、冷え性、心動脈硬化予防に効果があります。

松葉 マツ科

松の木の葉。細かく刻んですりつぶして用います。強精薬として用いられ血をきれいににし、高血圧などに特に効果があります、またニコチンを排出します。ビタミンA・C・K・カルシウム成分を含み脳卒中や高血圧症の予防に効果があります。

ヤマノイモ ヤマノイモ科

山野に生えるつる性の多年草。雌雄異株で7〜8月に穂状に白い小花が咲きます。葉腋にムカゴがついて食用になります。

生薬名はサンヤク(山薬)で、多肉根が薬用部分になります。滋養強壮、去痰(きょたん)に用いられます。

栽培するナガイモに対して自然生(ジネンジョウ)といいます。「とろろ」にしてごはんにかけて食用。よく似たものにオンドコロがありますが、葉の形が丸く根茎が横にはうので見分けがつきます。

 

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